2011年07月26日

目薬のさし方

スタッフブログでもお話したことがありますが
目薬の点し方についてこちらでもう一度ご紹介させて頂きます。

眼の病気の治療をしていく中でに欠かせないのが目薬です。
目薬をさす、といっても病院の診察台の上と違って
なかなかうまくささせてくれない子もいるかと思います。
目薬をさす際のちょっとしたコツと、
ご自宅で気をつけていただきたい点についてお話します。

まず「ワンちゃんネコちゃんとどう向き合うか」ですが、
正面から向かい合ってささないであげてないで下さい。
(もちろん、向かい合っても嫌がらない子はかまいません。)
IMG_0571-2.jpg目の前から目薬を持ってにじり寄られたら
我々人間でも引いてしまいますよね・・・。






そこで目薬をさす際は「後ろ」からさしてあげてほしいのです。
右利きの方なら、そっと後ろから下あごに左手を添えてもらって、
少し上を向かせてあげてください。
右手の小指もしくは根元で上まぶたをそろっと持ち上げてあげてください。
(眼の上側の白目の部分が見える状態になります。)
IMG_0572-3.jpgIMG_0573-3.jpg








まず目薬を持たずにこの体勢が作れるように練習してみてください。
この体勢が出来れば、あとは右手で目薬を落としてあげてください。

目薬を使用する際に覚えておいて頂きたいこととして以下のことがあります。

@ 2種類以上の目薬をさす場合はそれぞれの間隔を少なくても5分以上あけてください。
多くの目薬は、5分くらいで眼の中へ染み込んでいきます。
すぐに次の目薬をさしてしまうと、2つの目薬が混ざって薄まり
どちらも十分な効果が出ない可能性があります。

A 目薬の先が手や動物に触れないようにしてください。
触れる事で、目薬の先についた汚れや細菌が目薬の中に入ってしまいます。
透明な目薬に濁りが出ていた場合には、使わずに病院へご連絡下さい。

B冷蔵保存のものは必ず冷蔵しておいて下さい。
冷蔵保存のものを常温にしておくと薬の効果がなくなってしまう可能性があります。
(逆に、冷蔵禁止のものでなければ、基本的に室温保存のものを冷蔵してもかまいません。)
※ ただし、冷蔵の目薬をそのままさすとその冷たさが嫌で次からささせてくれなくなる子もいます。
冷蔵の場合はさす前に少し手で握って温めてあげてもらうと違和感が減らせるかもしれません。

C目薬が眼のまわりについた場合はやさしく拭き取ってあげてください。
まぶたや眼の周りの皮膚に目薬をつけたままにしておくと、皮膚がかぶれる場合があります。

D目薬をつけた直後に気にして眼を掻いてしまう場合は、しばらく付いていてもらうかエリザベスカラーを使ってあげてください。
せっかく目薬をさしても掻いて眼を傷つけてしまうと、さらに治療が長引く結果となってしまうことがあります。

Eその他、目薬をさし始めて目が赤くなった、白くなった、まぶたがはれた、涙・目やにが増えたなど症状の悪化がみられた場合はすぐに病院にご連絡下さい。
目薬に限りませんが、全ての薬は体に合わない可能性があります。

目薬を使っていく中で具体的に不都合な点がありましたら、スタッフまでご相談下さい。
その子その子によって困る点は違いますよね。

目薬をささせてくれない子が少しでも減れば幸いです。
(今回は、スタッフ犬の珍平くんが協力してくれました。)
posted by 草津犬猫病院眼科スタッフ at 02:36| 日記

はじめに

こんにちは、獣医師の福永です。
こちらでは、眼の病気やその治療、ご自宅での管理について
お役に立ちそうなことをお伝えしていこうと思います。
また眼についての面白い情報などがあれば同時に掲載する予定です。
不定期ですが継続していきたいと思いますのでお付き合い下さい。

尚、こちらに記載する内容については
なるべく広く一般的な情報を取り入れて
不都合の無い事をお伝えするよう努力いたしますが、
必ずしも全ての子に当てはまらない場合や、
反対の意見などを聞かれる場合があると思いますので
“参考”にして置いて頂ければと思います。
少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

posted by 草津犬猫病院眼科スタッフ at 02:10| 日記